PRN3D 説明 ハードウェア編
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メカニカル
エレクトロニクス
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メカニカル |
共通事項
- ベアリング、リニアブッシュはタービンオイルなどで潤滑してください。
- ボルトの表記 例、M3x10 呼びM3で長さ10mmを表します。
- 造形部品は、ねじ穴や合わせ面の修正が必要になります。
- 造形部品のネジ穴修正は、M3→3.2mm / M4→4.2mm(4.0mmでも可)で行ってください。
- 樹脂パーツとボルトとの間には必ずワッシャー入れてください。
- 切削部品は、軽いバリ取り以外修正は必要ありません。ねじ穴は雌ねじが切ってある箇所がありますから絶対に修正しないでください。
- ねじセットには予備が数個入っています。
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フレーム |
必要部品
アルミフレームでメインフレームを作ります。四隅をブラケットで固定してください。
350mmフレームにはあらかじめフレーム用M4ナットを入れてください。後からは入れられませんので数を間違えないよう注意してください。
フレームにfootを取り付けます。footは中にワッシャーを入れてから取り付けてください。
フレームとbaseを固定します。
手前のフレーム(390mm)には上面にフレーム用M4ナットを2個予め入れてください。画像参照
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Z軸 |
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M3x16ボルト、M3ワッシャー、M3ナットでZカップリングを2個作ります。
ナットはボルトを締めこむと自然に入ります。
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8mmシャフト固定用ボルトを先に取り付けます。
モーターとシャフト類を取り付けてZ軸の完成です。この時点では8mmシャフトは締め付けないでください。
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X軸ユニット |
※2014/8/11以降出荷分
x-end-rod-clipは3個使用し、残り1個はZ軸リミットアジャスターの部品と置き換えになります。
x-endL,RにM6ナットを押し込みます。このナットはZ軸の送りナットになります。
ナットを納める穴はガタが出ないようにきつめに出来ています。
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x-end-RにM4ナットを埋め込みます。このナットはプーリーの軸を固定するためのものです。
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M4x25ボルトを軸にプーリーを構成し取り付けます。
[プーリーの構成]
ボルト→ワッシャー→pulley(PLA)→ワッシャー→ベアリング(624)→ワッシャー→pulley(PLA)
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x-endのベアリングホルダー部分の内部は入念にやすり掛けをしてください。
LM8UUは2連で使用しますので、それそれの軸がずれているとシャフトの送りが渋くなります。 |
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キャリッジのシャフトの貫通する穴は7mmのドリルで整形してください。
整形はcarriageA,Bでドリルを挟み回転させることで行ってください。
carriageBはM3x12でcarriageAに取り付けます。 |
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LM6UU
carriageA,Bで挟み込んでも固定が緩い場合は、周囲にポリイミドテープを巻くなどしてガタつきの無いようにしてください。
GT2ベルト
82cm〜85cmにカットしてください。残りはY軸ユニットで使用しますので長さに注意してください。
一方はタイラップで固定、もう一方はx-belt-clipで固定します。
x-belt-clip側のGT2ベルトの端はキャリッジの上面へ出します。 |
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Y軸ユニット |
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ベアリングホルダーの内部は入念にやすり掛けをしてください。また、LM6UUにはビニールテープを一重巻いてからホルダーに挿入してください。
y-blockのフレームへの固定は、予め入れてあるフレーム用M4ナットにM4x10ボルトで固定します。 |
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エクストルーダー・ホットエンド |
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ノズルにPTFEテープを3回転ほど巻きコアに固定します。
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バレルにもPTFEテープを巻きコアに固定します。
バレルには向きがあり中のPTFEチューブ(白)が見える側に巻いてください。
バレルはダブルナットで掴んで締めてください。中空なので力の入れすぎに注意してください。
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サーミスターのリード線にPTFEチューブを被せます。
サーミスター(ガラス部分)はポリイミドテープを一重巻いて保護してください。
M3x5ボルトとワッシャーでサーミスターのリード線を挟んでコアに固定します。
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サーミスターのリード線を曲げコアに接触するようポリイミドテープで固定します。
ポリイミドテープは3重程度巻いてください。
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ベースにはtypeA,Bの2種類あります。入手性の問題で現在はtypeBを使用しています。
性能差は特にありませんが取り付け方法に違いがあります。 |
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マウント、ベース、ホットエンドを組み付けます。
M6x20ボルトでしっかりベースとマウントを固定してください。
バレルは中空ですのであまり力を入れすぎないように慎重に締め付けてください。
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ヒーターASSYを取り付け、サーミスターに配線(白)を半田付けします。
※ヒーターは作業に入る前に抵抗値が3オーム程度であることを確認してください。
ヒーターのリード線(赤)は、付け根から曲げてしまうと断線する恐れがあるため、
付け根をガラスチューブごとラジオペンチで掴み、少し離した位置で曲げてください。
半田付け部分は熱収縮チューブで絶縁してください。 |
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クイックリリース・レバーのラフト部分をカットします。
623ZZベアリングはM3x10セットスクリューで取り付けます。 |
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クイックリリース・ベースにM3ナットを押し込みM3x12ボルトを取り付けます。
このボルトはスプリングのコンプレッション調整用※として用いられます。
※レバー上部の穴からスプリング内部に六角レンチを通しボルトを回し調整します。左方向に回すとコンプレッションが強くなります。
Φ2.5の穴はフィラメントをドライブギアへ導くための穴です。2.5mmのドリルで整形してください。 |
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最後にモーター、ドライブギア、ヒートシンク、ファンを組み付けて完成です。
ドライブギアがモーターシャフトに嵌り難い場合は、穴を5mmのドリルで整形してください。 |
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フィラメントがバレルの中まで通ることを確認してください。 |
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エクストルーダーをキャリッジに固定した後、wire-poleをキャリッジに固定してください。
wire-poleは配線の引き出し部分の支えになります。配線をまとめタイラップで固定してください。 |
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エレクトロニクス |
リミットスイッチ |
軸 |
PLA部品名 |
固定ボルト |
取り付け場所 |
備考 |
X |
x-limit |
M3x16 |
X軸シャフト |
X軸の可動範囲には10mm程度の余裕があるのでキャリッジケーブルとx-end-Lが干渉しない位置に固定してください。 |
Y |
y-limit |
M3x10 |
前フレーム |
Y軸の可動範囲にはほとんどクリアランスがないので慎重に位置決めしてください。 |
Z |
z-limit |
M3x20 |
Z軸シャフト |
挟み込みがきつい場合はヤスリなどで調整してください。 |
※リミットスイッチ基板の固定には樹脂ワッシャーを用いてください。ただし、PRN3D-LS v2(シルク面に記載)は通常の金属ワッシャーをお使いください。
Y軸リミットスイッチはフレームに予め入れておいたフレーム専用ナットで固定してください。
※配線色や形状は出荷時期で違う場合があります。
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Z軸リミットアジャスター(拡張分) |
ダイヤルを回転することでZ軸の原点調整が簡単にできます。原点はダイヤル1回転で0.5mm移動します。
x-end-rod-clipとの置き換えで簡単に追加できます。 |
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必要部品 (既存部分に追加のため、新たに必要な部品のみ示しています。)
部品名 |
個数 |
備考 |
造形部品 |
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download |
スプリング 8x20 |
1 |
サンエス標準バネ 品番AP080-020-0.8 1.434N/mm
※同程度のバネであれば他でも可 |
M3x35〜40 |
1 |
アジャスター軸 |
M3x16 |
2 |
リミットスイッチ固定用 |
M3x12 |
2 |
モーターと共締めに使用 |
M3ワッシャー |
1 |
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M3ナット |
2 |
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造形部品 (z-limit-adjuster-add.stl)
リミットスイッチのバージョン違いにより、取り付けねじの受け側部品は2種類あります。
ねじ穴の間隔が違いますのでご注意ください。 |
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組み立てはアーカイブ中のz-limit-adjuster-add-fig.skpを参考にしてください。 |
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コントロール基板 |
※PRN3DのモータードライバーはTI製DRV8818を搭載しています。オリジナルGEN6で使われているドライバーDRV8811と比べはるかに低損失(
0.37-Ω (HS + LS))なためPRN3Dではヒートシンクは不要です。
モーターリファレンス電圧 ※予め調整されていますので通常は調整の必要はありません。
TP1 |
X |
1.5V |
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Vref-GND間の電圧を調整します。
VRを右に回すと電圧が下がります。0.1V程度の誤差は許容範囲です。神経質に調整する必要はありません。
※VRの調整は、調整ドライバーか精密ドライバーで丁寧に行ってください。無理な力を加えると故障の原因となります。 |
TP2 |
Y |
1.5V |
TP3 |
Z |
2.1V |
TP4 |
E |
1.5V |
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ヒーテッドベッド
※バージョンアップしました。配線作業はこちらの説明書(PRN3D-2-HB.pdf)を参照ください。
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y-endへの固定はスプリングを用いフローティングにしてください。
さらに、ヒーテッドベッドの高さ調整後はダブルナットで緩まぬようにしてください。 |
完成品ご購入のお客様 |
準備
ご使用前に簡単な組み立てが必要です。 |
Yテーブル(ヒーテッドベッド)をM4x10ボルトでフレームに固定します。固定用のボルトは予めフレームに取り付けられていますので取り外して使います。
▲が取り付け位置になります。
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Y軸モーターのケーブルを接続します。
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サーミスターとヒーターのコネクターを接続します。
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簡易スプールホルダーを+ドライバーで固定します。ねじ類は予めスプールホルダーに取り付けてあります。
電源を接続すれば組み立ては完成です。X軸水平調整、Z軸調整(ホットエンドとの距離調整)を行ってください。
詳しくは、pronterfaceを参考にしてください。
※製造工程でホットエンドの検査時に若干のPLAフィラメントを使用する場合があり、コア内部にフィラメントが残っている場合があります。
※プリントの際は必ず板ガラスをご使用ください。
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